【大阪府×SAPジャパン】SAPジャパン、府立商業高校でキャリア教育を実施

SAPジャパン株式会社 インダストリー&カスタマーアドバイザリー統括本部 浅井 一磨 氏

大阪府と包括連携協定を締結しているSAPジャパン株式会社は、大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校のグローバルビジネス科3年生で、「ビジネス情報管理」を履修している生徒を対象にキャリア教育の授業を実施した。

大阪府とSAPジャパン株式会社は、産業振興、教育・子ども、スマートシティ、地域活性化、ダイバーシティ等の8分野にわたる連携、協働で包括連携協定を締結している。

SAPジャパンのAIやデザインシンキングの知見を活かし、生徒たちがAIを体験しながら、想定したビジネスの課題や解決策を考える授業を行った。具体的には、人物像(ペルソナ)を設定し、ペルソナの抱えている課題を考える。その課題に対し、どうAIを活用して解決するのかという実際のビジネスを想定した内容。

ペルソナ設定の様子

本授業は合計3回実施し、1回目の授業は、SAPジャパン浅井氏からAIやデザインシンキングについての講義を行った。2回目の授業は、1回目に行った内容を大阪ビジネスフロンティア高等学校の堀先生からAIの内容を深める授業やペルソナ設定について説明した。3回目は、ペルソナが「日々考えていること」「口ぐせや習慣」などのより生徒たちが具体的にイメージしやすい状況まで設定し、ペルソナの課題にAIを活用した解決策を考える授業を行った。

授業を実施した浅井氏からは「⾼校⽣のみなさんのAIに対する関心や意欲的な活用が印象的だった。また、人物像(ペルソナ)の課題掘り下げにおいては、物価⾼騰や最新の食糧問題を反映している点が素晴らしかった。」

堀先生からは「業界の専門的な用語が多く使われていたり、示されたAIの活用事例が、生徒たちに馴染みのない内容であったことから、理解が進んでいるか不安だった。しかし、授業をしてみると生徒たちも積極的に授業に取り組んでいるのが分かり、座学だけでなく実体験に近い形で学べたのがよかった。生徒たちは就職する人、進学する人とさまざまだが、よい経験になったと思う。今後は、もっと時間をかけて授業ができたら、より内容を深められるので生徒のためになると思う。」とコメントがあった。

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